一昨年の金融破綻に端を発する不況の波は世界中を席巻し、いまだにその傷跡を残しながら日本でも多くの企業が苦しんでいます。一人の企業人としては早く景気が回復し、日本経済が良い方向に向かうことを願っておりますが、当社といたしましては、この不況はチャンスと考えております。
スクールに在籍する方は、数年前に比べ仕事で英語が必要な方が圧倒的に増加しました。今後も英語に対する需要は益々大きくなっていくと予想されます。
グローバルな視点から見ると、例えばメーカーの生産する製品を国内需要だけで賄っていると売上が頭打ちしてしまいます。企業は恒常的な発展をしていかなければなりませんから、必然的に海外での販売機会の創出が命題となってきます。人口の減少を考慮すればこの傾向は今後さらに顕著になってくるはずです。また海外で生産し低コストで良質な製品を出していくことも、もはや当り前の考え方です。言うに及びませんが既に大手一流企業では売上の海外比率は高く、生産の現地化もしています。
ここ十数年でインターネットが企業だけではなく一般にも広く浸透し、技術も飛躍的に革新されています。今後は大手と言われている企業以外でも海外とのやり取りは確実に増えるでしょう。個人レベルで考えても、例えば海外のホテルの予約を直接することも今や普通です。
そういった状況に鑑みると英会話教室を運営する当社としては、英語が必要な方々が上達できるように本気で取り組むことが大変重要だと感じています。
英会話教室の業界では、旧態依然の体質が長く続いた後の不況の折、本物とそれ以外の差が、さらに色濃く出てくると思います。
当社の規模の英会話教室は決して大手ではありません。しかしながら、当社の考える「英会話絶対上達」のキーコンセプトや個客満足の考え方などは、いつの時代でも通じる本質だと考えています。
マーケティングの戦略にだけ長けた英会話教室やブランド志向の英会話教室を作るのではなく、ましてや、安ければそれで良いという英会話教室を作るのではなく、クライアントにとって本当に良い英会話教室(=英語が上達する英会話教室)を創る為に本質に向き合い続けることが重要なことだと考えております。
今まで広告費を浪費してきた英会話教室などに対し、「英会話絶対上達」に真摯に取り組んできた当社が
正しく比較され、評価されるようになったことは大変嬉しく思っています。「必要とされる企業であり続けること」は当社のテーマです。
2010年の幕開けに際して、不況の中でも当社が成長し続ける理由を奢ることなく見つめ直し、自己否定を恐れず、より良いサービスの提供を常にできるよう変化し続けたいと思います。クライアントの皆様におかれましては、今後も忌憚の無いご意見を頂けますと幸甚です。
社員・講師一同、本年も誠意を持って業務にあたりますので、今後とも叱咤激励のほど、よろしくお願い申し上げます。
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