ワンナップではスタッフが毎日日報を書いています。
その日のスクールの出来ごと、業務の進捗具合、
カウンセリングでのポイントなどを毎日報告しています。
本日、当社CEOより以下の日報をブログに上げて欲しいと指示がありました。
以下、社員の日報より抜粋です。
お疲れ様です。
本日は恵比寿校勤務でした。
仕事とは直接関係ないのですが、本日とても心に残ったことがありました。
山の手線に乗って、いつものようにつり革につかまっていました。
最近は仕事のことで少し壁にぶつかっているなーということもあり、
音楽を聴いてうるうるとしてしまい、頭を伏せていると、、、
前にいるおばあちゃんが私に
「眠いんでしょ、ここにすわりなさい。
これからはあなたたちに頑張って働いてもらわないと。」
と言って、私に席を譲ってくれました。
私は最初「???」という感じでしたが、
譲って頂いた席を断ることもできず、なんだか半分気恥ずかしい気持ちと
親切にしてくれた気持ちに感謝し席に座らせて頂きました。
しばらくして、本当にうつろうつろ~となっていると
おばあちゃんが私の頭を撫でてきました。
私は「!!!」という感じですごくびっくりしました。
そして、おばあちゃんは私をじっと見て、
「あなたが、本当に孫に似てるのよ」と言ってきました。
私は撫でられてどんな反応をしていいか分からず、
とりあえず会話を続けようと思い、
「お孫さんはいくつなんですか?」と聞くと、、、、
「孫は地震で死んじゃったのよ。自慢の孫だったの」
といってポロポロと泣き始めてしまいました。
そして
「これからの日本はあなたたちが頑張って作っていってね。
死んだ孫の分まで頑張って」
と言われました。
私はなんだかその言葉とおばあちゃんの悲しさとやさしさが
ズシーンと伝わってきてすごく胸が痛くなりました。
そして、私もボロボロと泣いていました。
(それで課長にはひどい顔を見せてしまいました・・・)
仕事のことで悩んでいたことが少しふっきれて、
私が働くことはこれからの日本を元気にすることにつながるんだと
思ったらすごく励まされました。
それと、同時に仙台の地震によって私の知らない多くの人が心の底から絶望し、
悲しんでいる事実をまざまざと自覚し
本当に切なくてやりきれない気持ちにもなりました。
電車の中でこんなに人と人が触れ合うことがあるんだなぁと感動をしました。
(ACのCMみたいですが・・・・)
人と人が触れ合うところでしかドラマは生まれないなぁと本当に思いました。
電車の中でおばあちゃんが私のことを「ただの他人」と見ずに
「一人の人間」としてみてくれたから今朝の感動があったのだと思いました。
言葉にするのがとても難しいですが、
昨日マネージャーがおっしゃっていたように、
またおばあちゃんが私にしてくれたように
「クライアントを1人の人間としてみる」ところに
ドラマが生まれるのではないかと感じました。
私はまだ、クライアントさんの前だとすごく緊張してしまい、
フラットに見れない部分がありますが、
少しずつクライアントさんにちいさな感動を与えられる
そういう接客ができたらなと思います。
以上仕事とは関係のないお話でしたが、心にとても残ったことでしたので
日報に書かせて頂きました。
上記日報の抜粋は本人了解のもとアップさせて頂きました。
頑張ろうと思います。
仕事をするのは自分の為だけではなく、日本の為だと思うと勇気が湧きます。
東北では想像を超えた悲しみがあります。
日々を大切に、わたし自身も頑張ろうと思います。
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