社会人が英語力を効率よく伸ばす勉強法とは?成功事例と合わせて解説

転職に有利になるようTOEICのスコアを上げたい、出張や会議で発言したい、と英語に興味はあるものの、時間がなくてなかなか手が出せない!という方は少なくないと思います。社会人は何かと忙しく、勉強ばかりするわけにもいきません。本記事では、そんな忙しい社会人が効率よく英語力を伸ばす勉強法をご紹介します。

社会人が英語を勉強するために必要なマインド

英語学習に“楽”な方法はありません。「聞き流すだけ」「この一冊でペラペラ!」との謳い文句には、「知識量や環境が揃えば」という枕詞が隠れています。

言語習得には時間が必要です。だからこそ、「効率よく」最短距離で学ぶ必要があるのです。また、「電話応対」「プレゼン」等シーンを絞れば数ヶ月でも習得可能です。楽観しすぎも悲観しすぎも禁物です。

英語を勉強するゴールを明確にすること

目的地が曖昧なまま走り出すと、道が正しいのか、いつ辿り着くか分からず、挫折に繋がります。

映画を字幕なしで観る。英語でニュースを視聴する。という目標だと、何をもって「達成」なのかが曖昧ですし、ほぼネイティブレベルなので5~10年かかる可能性があります。

TOEIC700点を取る。この議題のプレゼンができる。等、”現実的”で”達成したかどうかが明確”なゴールが適切です。数ヶ月~1年の目標を設定し、逆算して学習計画を立て、そこから走り出しましょう。

各種スクールのプロの語学アドバイザーに英語力の分析や目標設定の相談をしてみるのもオススメです。

 

毎日少しでも英語に触れる時間を捻出すること

英語学習は筋トレと同じです。より効果が高いのは、週1回1時間より毎日10分です。脳科学的にも、長期記憶に定着させるには”忘れる→思い出す”を繰り返す反復が必要と言われています。日を空けずに反復し学びを定着させていきましょう。

忙しい社会人は、隙間時間を活用すると良いです。身支度中の5分。通勤電車の10分。始業前の5分。昼休憩の10分。入浴中の10分。寝る前の5分。合計45分!意外と時間が隠れていませんか?

ちなみに、午前中や19時前後の夕食前は集中力が高まる時間帯です。脳がリラックス状態になる食後より食前の方が集中しやすいです。また、寝る前の学習は寝ている間に脳が整理をしてくれるので、更に翌朝に再確認すると頭に入りやすくなります。

英語の勉強を習慣化すること

英語学習のコツは、無理し過ぎない事です。学習を始めた時はやる気に溢れ、学習時間を多く設定しがちです。しかし、英語学習は短期決戦ではありません。目指すべきは「習慣化」です。

習慣とは、「それをしないと気持ち悪い状態」です。”電車に乗ったら本を開く”という風に時間やタイミングを決めると、寝ぼけていても歯磨きを忘れないように、無意識に学習することが可能になります。

習慣化の面でも、週に1、2回勉強するよりも毎日少しずつの方が実は楽です。今日はやるかどうか、毎日自分と戦う必要がないからです。

学習内容は是非「軽め」に設定しましょう。疲れていても飲み会があっても、手を付けられる分量にすると続けやすくなります。

完璧を目指さないこと

もう1つのコツは、「上達」のハードルを上げすぎないことです。学習者はつい、正確な文法で話し、相手の英語も100%聞き取れないと、上達していないと思ってしまいます。しかし、仕事や旅行では、通常そのような完璧な英語力は不要です。

英語は意思疎通のツールにすぎない!聞き取れなければ聞き返せ!7割分かれば充分!目的はネイティブになる事ではない!というスタンスで充分です。さもないと、相手は英語でコミュニケーションが取れたと思っているのに、自分だけが全然上達しないと落ち込み、挫折に繋がる可能性があります。

「このフレーズは使えた!」という風にできたことに目を向け、前向きに学習を続けましょう。

勉強する優先順位について

目的と英語力により優先順位は大きく異なります。これもプロの助言を仰ぐのがベストではありますが、ここでは、どんな目的でもまず必要になる学習について紹介します。特に初めて学習を始める方、初心者の方で何から始めたらいいか分からない方は参考にされてみてください。

中学の基礎文法や単語をおさえること

基礎に自信がない方は、中学英語から始めましょう。日常会話は、中学英語で7~8割カバー可能と言われています。

仕事で英語を使うとなると、ビジネス英語というなんだか難しそうな英語をイメージされるかもしれません。しかし実際は、中学英語をおさえると太刀打ち可能な場合が多いです。そこに、会社・業界特有の語彙が加われば、ある程度のメール、電話、プレゼン、基本コミュニケーション等は対応可能です。業界特有の表現は日常的に使われるため自然と身に付くでしょう。

特に仕事で使う英語は、トピックが無限にある日常会話と違い、パターンがあったり事前準備が可能だったりとむしろ対策が容易な場合が少なくありません。

リスニング・リーディングに慣れること

英語が聞こえたり英文を見たりするだけで「ウッ」と拒否反応を起こす人もいるかもしれません。そんな方でも、人間の順応性は素晴らしく、積極的に触れると徐々に慣れていきます。「ペラペラペラ」としか聞こえなかった電話も、落ち着いて聴くと「I…Mr.Sasaki…please?」と拾えて「佐々木さんと話したいのかな?」と推測ができたりします。呪文に見えたメールも焦らず読めば「なんとかなるかも」と自信がついてきます。

リスニング練習は、ニュースや映画よりも、スクリプトを見れば理解できるものを、意味を理解しながら毎日繰り返し聴いてみましょう。またはネイティブとの英会話レッスンを受けていると自然と慣れていく方も多いです。リーディングも初級者向けの洋書や、中学英語の問題集など目に易しいものがおすすめです。

ライティング・スピーキングなどアウトプットを行うこと

リスニングやリーディングは独学でも取り組みやすいですが、「理解できる」と「使える」のとはまた別問題です。TOEICで700点以上取れても、会話はからっきし・・・という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

スポーツで言うと、ルールも身体の使い方も勉強して試合をたくさん見たとしても、一度もボールに触れたことがなければ上手くプレーできないですよね。

「話す」ことが目的の方はやはり、日記を書く、問題集を使って英作文をする。音読やシャドーイングなどで発声練習をする。というアウトプットが必要になります。ただこの二つのスキルは、ネイティブの添削がないと習得が困難です。特に効率よく身に付けるには、やはりネイティブと話す機会を持つことが不可欠です。

効率良く勉強するためのコツ

ここまでいくつかコツをご紹介しましたが、もう1つ。

「あれこれ手を出しすぎない」事も重要です。

書店でやる気になり問題集を買ったけど、実は家に手付かずの本が数冊…。あれもこれも中途半端…。とならないよう、まずは薄いものを1冊終わらせましょう。「自分で決めてやり抜いた!」という成功体験が次ぎのやる気を生むのです。

英文法

中学英語から始める方は、薄いものを、時間をかけすぎずにさらいます。多くの方は2-3週間で一気に進められるはずです。細かい部分に捉われずに「終わらせる」ことを意識します。

文法理解のためでもありますが、習慣化の第一歩でもあるので、簡単に感じるくらいでOKです。苦手意識が強い方は、動画解説付きの問題集もあるので利用してみましょう。

基礎の後は、TOEICなど試験が目的の場合はその試験向けの文法問題集を開始します。

仕事など会話目的の方は、中学英語でひとまず充分です。究める必要はありません。後述のリーディングやスピーキングの学習で正しい英語に触れていくと「これは違和感」「これは聴いたことない」と感覚的に身に付く部分も多くなります。

リスニング

聞き取れない理由によって対策は異なります。

  1. 音が聞き取れない
  2. 単語が分からない
  3. 単語はわかるが全体の意味が分からない
  4. 予期していないことを言われて理解できない

1は発音や音の繋がりの理解、あるいはスピードに慣れる必要があります。2は語彙力強化、3はイディオムや文法力強化。4は日本語でも起こることなので、堂々と聞き返せば解決です。

練習の際には聞き流しではなく、意味を理解しながらでないと効果が非常に低いです。スクリプトと和訳があるものを使いましょう。難易度はスクリプトを見て意味が取れる程度が適切です。

また、何も見ずに聞き取れるまで、繰り返し同じものを聴きましょう。さらに、音の繋がり等を真似て音読をするとより理解が深まりリスニング力が上がります。

リーディング

リーディングの練習方法に、精読と多読があります。

精読は初級の方に特にオススメです。スラッシュリーディングなどを使い、文の構造や語彙を理解しながら読み勧めます。これにより、語彙力や文法力が鍛えられます。

ある程度読むことができる方は多読をしましょう。辞書を引かず読み進めます。また文の後ろから訳す返し読みではなく、頭から意味を取っていくと尚良いです。これにより、読むスピードが上がり大量の英語に触れることができ、かつ、同じく頭から意味をとっていく必要のあるリスニングも上達します。辞書を引かずに進めることで、会話においても重要な推測力を養うこともできます。

リーディングのコツはこちらでも詳しく紹介しています。

スピーキング

いくらインプットをしても、話す経験がなければスピーキングは伸びません。野球で言うと、本や観戦で学ぶのが文法学習。筋トレや素振りが音読。レッスンは練習試合。仕事が試合本番のイメージです。試合で勝つにはどの段階も必要ですよね。

独学では、声を出す練習を行い、暗唱できるフレーズを増やしましょう。What’s your name? には反射的にMy name is Yamada. と言えるくらい、何度も反復し身体で覚えるのです。

インプットとスピーキングは並行して進める方がお勧めです。得た知識を寝かせておかず実践出来ると理解が早い/深い場合が多いのです。ただ、中学英語で苦戦する方は、中1の範囲は終えてからの方がスムーズです。その場合も挫折しないよう熟練者の助けがあると効率が良いでしょう。

ライティング

ライティングが苦手な方は少なくありません。会話なら単語でも成立しますが、メールや文書はそうはいきません。ここでもやはり、基礎文法・単語が必要です。また、正しい英文に触れて盗んでいくことも必要です。メールなら、ネイティブからのメールや、例文集からフレーズを丸呑みです!

書く力を伸ばすには、書いて、添削して、覚える。この繰り返しです。苦手意識をなくすために毎日2,3文でいいので書きましょう。手書きの必要はありません。日記を書く習慣がなければ、電車で目に映ったもの、明日の予定、仕事のメール、何でもいいのでスマホに書き溜めてみてください。

最近はwebで文法添削も可能ですが、意図や文脈に合った自然な表現ができているかまでは確認が困難です。レッスンを受講中の方は是非ネイティブに添削してもらいましょう。

効率よく英語力を伸ばす習慣とは

英語学習の習慣づけるには、日々の生活の中にいかに取り込めるかが重要となります。前述したような勉強らしい勉強は苦手…!という方は、まずは手をつけやすいツールを利用して毎日少しずつでも英語の触れる習慣を身につけていくことも一つの方法です。

忙しい社会人が英語力を効率よく伸ばしていくには、隙間時間の活用がカギとなりますので、これから紹介する学習方法を通勤時間やお昼休み、待ち合わせの間、就寝前など、時間を見つけて取り組んでみてください。たとえ10分間だとしても、やるとやらないのとでは数か月後・1年後にやがて大きな差が生まれてきます。

YouTube

英語学習関連の動画は数多く存在します。それぞれ工夫を凝らし短時間でまとまっていて、移動中でも手軽に取り組むことができるので、問題集の箸休めや、読むより聴く方が理解しやすい方にはおすすめです。

動画の視聴のみではなかなか定着まで結びつきづらいので、覚えたいフレーズ等は、自分で例文を作ってみたり、書き留めて何度も復習をしたり、声に出してみたりと反復してモノにしていきましょう。

楽しみながら学習を進めるために上手く活用してくださいね。

海外ドラマや映画

中上級以上の方におすすめです。

ラブコメやファミリーものはそのまま使えるフレーズが多く、一文が短くハキハキと話す場合が多いので英語学習に向いています。医療、法律、警察などが題材だと、語彙等が特殊で難易度が高く、実用的ではない可能性があります。

映画は、反復するには長すぎるので、チャプター毎に繰り返し観るのがお勧めです。

聞き流しではなく、英語/日本語字幕(省略されたり意訳の場合も多いです)を使い、表現や意味を理解しながら進めましょう。

アプリ

リスニング、単語、TOEIC等のアプリが数多く公開されています。無料版も多く、ゲーム感覚で取り組めて気軽に学習できるツールです。隙間時間に英語に触れる機会としてお勧めです。

学習記録アプリの中には、学習者同士のSNS機能を持つものもあり、モチベーションの維持に役立つのではないでしょうか。その他、単語帳を自作するアプリや、発音をチェックしてくれるアプリなども人気です。

参考書や洋書

巷には星の数ほど学習書が存在し、迷ってしまいますよね。

文法書等の参考書は、辞書感覚で使うと良いです。つまり、1ページから順番に勉強するのではなく、他の学習をする中で、躓いた部分を調べるために使うのがお勧めです。

洋書は、初心者はやはり薄さ重視!絵本は、表現や文法が独特で大人の会話・文章とは異なる場合が多いので注意が必要です。学習者向けの洋書(ラダーシリーズやペンギンリーダーズ)が、レベル毎に様々なジャンルがありお勧めです。

英語のニュース

英語のニュースで情報を得られることは、英語学習の大きなメリットの1つですよね。中級以上の方は挑戦してみましょう。

まず和訳つきの新聞、The mainichiがお勧めです。それからThe Japan Timesは日本のニュースを扱うため予備知識があり理解しやすいでしょう。同じジャンル・ニュースの記事を複数読むと、語彙に慣れやすく理解が早くなります。

動画は、予備知識がない、速い、唐突に本題が始まる、字幕/和訳がない等の理由で上級者向けです。YouTubeで字幕つき動画も公開されています。聞き流しではなく、意味を理解しながら進めましょう。

英会話が出来る友達を作る

学習者が協力して学ぶ、ピアラーニングが注目されています。学習の経過を共有しあったり、助言しあったりすることで、それぞれが主体的に学ぶ「アクティブラーニング」に繋がるとされています。ピアラーニング、アクティブラーニングは学習の定着度やモチベーション向上に効果があることが研究により分かっています。世界中で注目され、厚生労働省の学習指導要領や多くの企業研修にも組み込まれています。

また第二言語習得研究では、言語習得の成功の鍵の1つは「習熟者のアドバイス」とされています。

学習仲間がいることは上達の重要なポイントです。身近にいなさそうであれば、スクールやweb等で探してみてはいかがでしょうか。

オンライン英会話

レッスンに通う場合、オンラインという選択肢も魅力的ですよね。特にコロナウイルス拡大の影響で、オンラインレッスンの種類もぐっと増えました。当校でも2020年よりオンラインレッスンを導入し、多くの方がオンラインのみ、または対面と併用して利用されています。

前述の通り、仲間や習熟者の補助がある方が学習効果は高いため、そうしたサポートがある方が効率が良いと言えます。

格安のオンラインレッスンですと、講師がネイティブではない、講師の質にばらつきがある、質問や要望も英語で毎回伝える必要がある、等のデメリットもありますので、特に初心者にとっては挫折しやすいかもしれません。

【事例】英語を伸ばした人達は実際に何を意識したのか?

ここからは、実際に社会人で英語を上達させた方のお話をご紹介したいと思います。目的や方法は様々ですが、体験者の貴重な経験から、ヒントや刺激が得られるかもしれません。宜しければ是非ご参考になさってください。

TOEICや英会話力を伸ばすために

K.FさんTOEIC400点→850点、その後海外駐在)

TOEIC専門校も考えていましたが、体験レッスンで相談していると自分はTOEICではなく話すことを目的にしている事が明確になりました。英語は苦手で逃げ回っていたのですが、レッスンを開始することにその場で決めました。

入会後は週2回のレッスンと英作文の宿題を行いました。半年程でTOEICを受けてみたらいきなり600点にアップしました。対策はやっていません。その後もレッスンを続けた結果750点まで伸び、そこから文法の宿題を増やす等TOEIC対策も始めて、最終的に850点までいきました。必ず時間を計って解くように等のアドバイスをもらいながら達成できました。スクールのイベントで学習仲間ができたことも、最初は想像もしていなかったのですが良い励みになりました。

あの時英語を始めていなければ、100%海外には行っていないと思います。実際今はスペインで大変ですが、やってなかったらそのチャレンジの権利さえなかったと思います。

外資へ転職するために

A.Yさん(外資への転職を目指し学習の習慣化に成功)

英語を始めたのは、外資系の会社に転職をしたくレジュメにTOEICのスコアを書きたかったからです。最終的に915点まで取れました!

スクールに通い始めて、勉強方法等相談できた事で、苦しい時も乗り越えられました。あとは、朝に勉強すると決めて習慣化できたことも大きかったです。家だと色んな誘惑があるので、カフェで必ず同じ席に座って、出社前に勉強しました。

英語が通じないと凹みますが、それで終わらないように必ずノートに書きとめます。時間が経つと「こう言えばよかった・・・」とちゃんと思い浮かぶんですよね。ただ書くだけでは覚えられないから何度も繰り返し勉強します。

それから、1週間の有給でマルタの語学学校に行ってみたり、イギリスのレッスンつきホームステイに行ったりもしました。自分にイベントを課すのは良い方法だったと思います。

周りに英語を勉強していることは公言していました。勉強してるのにできないと言われるのは悔しいので、いいプレッシャーでした。

実用的な英会話を身に着けるために

染野幸司さんTOEIC400点台→850点、挫折から復活し国際部門へ異動)

レッスンを開始してしばらくすると、400点台から100点伸びていました。その後も半年に1回受験すると着実にスコアが伸び、ちゃんとやれば伸びるんだなと実感しました。

600点代後半まで来た所で、国際部門へ異動したい気持ちが出てきました。スコアが伸びる度に人事に提出して、最終的に異動が現実になりました。実際に仕事で英語を使うようになり、レッスンを受けていただけでリスニングは鍛えられていたと感じました。

そこから実はスクールには行かなくなってしまいました。でも更なる異動でもっと英語が必要になり、会話力を上げるためにグループレッスンを受け始めました。ただ、教材が固定でそれが自分には合わなかった事、喋る時間がかなり限られる事、生徒間でのレベル差等から、すぐに上達させたいのにこれでは続けられないと思いました。それで、元のマンツーマンのスクールに戻りました。

英語はそんな簡単に習得できません。でもやればちゃんと身についていくとも思います。

継続に自信がない社会人の方には

継続なくして、英語の習得は叶いません。継続に自信のない社会人の方は、誰かが見ていてくれる、困った時に相談ができる、という環境があると挫折しづらくなります。

プロのアドバイスや学習仲間は、最初は必要性を感じにくいのですが、実際に学習を継続し英語を習得した方の経験談では、それこそがポイントだったという声が多数存在します。

実績のある英会話教室に通う

数ある英会話スクールやオンライン英会話で、どのようなスタイルが合うのかは人それぞれかもしれません。

「社会人が」「効率よく」学ぶ、という点では、やはりマンツーマンのレッスンで話す時間を可能な限り多くもつことが重要です。会話力の上達は話す時間に比例します。

また、効率を考えると、最短距離で目標到達できるよう指南してくれるアドバイザーの存在が欠かせません。特に、自分に合う学習スタイルやペースをつかむまでは、目標設定、スケジューリング、定期的な上達度の確認や学習計画の見直しをアドバイスしてもらえる環境があると無駄なく確実に学ぶことができます。そう考えると、アドバイザーや講師の経験が豊富で、より多くの生徒を指導した実績のあるスクールだと有益なアドバイスを得られるかもしれません。

急がず楽しみながら、話す機会を持つことが目的の場合や、ある程度上達し学習方法の確立や習慣化もできている場合には、格安オンラインレッスンやグループレッスン等、費用を抑えて続けやすい形を選択するのも一つの方法ですね。

 

英会話スクールの選び方については、こちらのご参考にしてください。

英語コーチングを受ける

近年、英語コーチングのサービスが登場し、多くのスクールが生まれました。

コーチングは、自宅学習の指導を行うサービスです。英語を教える事や、話す機会の提供はしません。スクールによってはティーチングも付帯する場合もありますが、基本的には自宅学習のアドバイスと進捗管理を行うものです。

初級者にとっては、コーチングのみで開始するのはお勧めできません。英語を教えてもらえるわけではないためです。ティーチングも行うスタイルであれば効果が上がるでしょう。

TOEICなど資格取得が目的の方はコーチングは適切な手段と言えます!一方で、会話が目的の方はコーチングだけでは不十分です。会話力を伸ばすには、やはり実際に(できればネイティブと)会話する必要があります。

コーチングは、「数ヶ月で学習スタイルを確立し習慣化すること」がゴールです。その後自走できるよう道筋を作ってもらうイメージです。英語の上達はそれを続けた先にあるのです。

 

コーチングについて詳しく知りたい方は下記の記事もご参照ください。

まとめ

社会人が効率よく学ぶ方法について述べてきましたが、いかがでしょうか。

社会人にとって、英語習得は容易ではないかもしれません。しかし、英語学習で得られるものは英語力だけではありません。

学習習慣を身に付けることができる。

自分で決めて、達成したという成功体験が自信につながる。

キャリアの選択肢が拡がる。

新たな情報や視野を得ることができる。

かけがえのない仲間を得ることができる。

という、今は期待も想像もしていない未来に繋がる可能性を秘めています。

「英語学習」と一言で言っても、多種多様な方法、ツールが存在し迷ってしまうこともあるかもしれません。逆に言うと、これだけ世の中に学習ツールがあふれているジャンルは他にはありません。自分に合う方法は必ず見つかりますし、また、長く続けていく上で、状況に応じて様々な選択肢があることは継続のしやすさにも繋がります。

迷ったときには習熟者のアドバイスを得ながら、効率よく英語を身に付けられると良いですね。

 

ワンナップ英会話でも無料でご相談を承っておりますので宜しければお気軽にご相談ください!

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