英会話教室に通う効果はある?効果が出ない理由を理解して上達しよう

英会話教室には興味があるものの、実際にどれほどの効果が得られるものなのかはなかなかわからないことが多いです。

通っても本当に意味があるのかどうか、不安に思われている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、英会話教室に通って効果が出にくい人・出やすい人の特徴や、効果を得るための方法などを紹介します。

英会話教室への入会を迷われている方は、ぜひ本記事を最後までお読みください。

英会話教室に通っただけでは効果的でないと感じた人の具体的な理由

英会話教室に通う効果はあるかどうかという疑問に対して、結論から申し上げますと、効果を得られる人もいればなかなか得られない人もいます。

まずは、英会話教室に通ったもののなかなか効果を得られなかったという人の具体的な理由を紹介します。

理由①週1回のレッスンを受動的に受けるだけでは効果を得るのに時間がかかるため

社会人が英会話教室に通う場合、11時間程度のレッスンに週に12回程度通うというペースが一般的でしょう。

実は、このペースで通っても英語を完璧に話せるような効果を得るにはかなりの時間が掛かります。まず、全く英語を話せない状態から英語を習得できるようになるために必要な学習時間の目安を見てみましょう。

 

アメリカ国務省付属の外国語研究期間「FSI」によると、おおよそ3,000時間ほどが必要とされています。

ただし、社会人の方がこれから英会話教室に通うことを想定すると、過去の学校教育である程度の学習を行っている可能性が考えられます。

 

そのため、これまでの学習時間がおおよそ1500時間であれば、社会人の方はこれから1,500時間学習すれば英語を話せるようになるということです。また、大学受験科目に英語があり、大学でも引き続き英語学習をしていた人であれば、過去に2000時間程度の学習を行っているという考え方もありますので、その場合は必要な学習時間は残り1000時間となります。ここで話を英会話教室に戻しましょう。

 

1,000時間の学習時間に到達するには、11時間のレッスンに1,000回通う必要があるということ。

週に2回通うのであれば1年に通える回数は100回以下なので、10年以上通い続ける必要があります。(ただしこれは全般的な英語力を身に付ける場合です。仕事など特定のシチュエーションで話せるようにする場合は、学習範囲を絞って集中すれば必要な学習時間(レッスン回数)を大幅に減らすことができます)

 

いずれにせよ、10年という期間はあまり現実的ではありませんよね。

本来ならば10年近くの期間が必要であるにもかかわらず、半年程度で中断してしまうのであれば、英会話教室に通っても大きな効果は得られないという方が多いということです。

理由②自主的に学習することが必要になるため

こちらは上記で紹介した内容と関連した理由になります。

週に12回のレッスンでは英語を話せるような効果はなかなか得られないため、自宅などでの学習も必然になっていきます。

 

そのため、英会話教室に通うだけで効果が得られることを期待していた方にとっては、「通うだけでは効果はなかった」と感じてしまいます。主体的に自己学習をしていくことによって本来のレッスンの効果が得られるということです。

しかし、自宅や通勤時間などのプライベートの時間は別のことをやりたいという人や、自己管理が苦手で自主学習が進まないという人も同様に効果を得られにくいでしょう。

理由③継続できるモチベーション維持が必要になるため

英語を話せるようになるには、英会話教室への通学と自主学習を継続し、コツコツと勉強を続けることが大切です。

しかし、「なかなか上達できている実感を得られない」などの理由で、モチベーションの維持が難しいという場合もあります。

 

モチベーションの維持が難しいと、やはり学習の継続ができず、効果もあまり得られなくなってしまうでしょう。

 

英会話教室に通って効果が出やすい人の特徴

それでは、英会話教室に通って効果を実感しやすいのはどのような人なのでしょうか?

比較的効果を実感しやすい人の3つの特徴を紹介します。

特徴①独学だけでは不安という人

前述の通り、英会話教室は、教室でのレッスンと自主学習をセットで行うことで効果を発揮します。

そのため、独学だけではきちんと勉強できているか不安な人におすすめです。

 

プロの講師の指導を受けて、自主学習と並行して英語を話せるようになりたいというモチベーションのある人は効果を得やすいでしょう。

特徴②コツコツと努力ができる人

英会話教室に数回通っただけでは効果は得られません。

1年、2年と通い続け、レッスンのない日も自宅などで学習するという努力を継続できる人は効果を得やすいです。

特徴③いつまでにこうなりたいと目標がある人

たとえコツコツと努力を続けたとしても、具体的な目標がない場合はあまり効果を得られない可能性があります。

「来年にはアメリカに旅行に行って、自分で買い物ぐらいはできるようになりたい!」

 

「三年後には好きな洋楽アーティストの歌詞の意味を理解して、歌えるようになりたい!」

などのように具体的な目標があるとより良いでしょう。

特徴④英語が必要なシチュエーションが限られている人

全ての分野のトピックで英語が流暢に話せるようになるには単語や表現などを幅広く理解して且つ使えるようにしなければなりません。

従って、ただ英会話教室に通うだけで英語の総合力の上達を感じるのには相当な時間が掛かります。

しかし「業務上で必要な英語のやり取りを身に付ける」という目的であれば短期間で効果を得られます。

この場合、目的に応じてカリキュラムをカスタマイズするという条件がつきますが、それが出来る英会話教室であればすぐに使える英語を身に付けることは可能です。

英会話教室の効果をより高める方法

英会話教室の効果を高めるには、やはり自主学習を積極的に行うと良いでしょう。

ここでは、自主学習の際に押さえておきたいポイントを紹介します。

 

自主学習・復習の具体的な勉強方法

自主学習は、「基礎単語」「基礎文法」「リーディング」「スピーキング」「リスニング」の5つをバランス良く勉強していくと効果を得やすくなります。

それぞれ自主学習のポイントを見ていきましょう。

基礎単語

英文はさまざまな英単語の組み合わせによってできているので、単語一つひとつの意味がわからなければ、どれだけ自主学習を行ってもなかなか効果は得られません。

そのため、基礎単語の暗記は大切です。

英単語を覚える際は、ただ単語を読んで覚えるのではなく、教材に付属しているCDなどで発音を聞きながら覚えるとより効果的です。

社会人はまとまった時間を作るのがなかなか難しいことが多いため、通勤時間などのすき間時間を有効活用しましょう。

普段お使いのスマホ片手に簡単に勉強できる、英単語アプリを使った学習方法が効果的です。

 

また、暗記が苦手な方は、まずはご自身の趣味や仕事に関連した単語から覚えていくという方法もおすすめです。

単語攻略について詳しく見る

基礎文法

日常会話で必要な程度であれば、実は英文法は中学校教育レベルの知識で問題ありません。

もし、中学校レベルの文法も自信がない場合は、中学生向けの英文法の参考書を見て勉強する方法がおすすめです。中学生に向けた参考書であれば難しい単語があまり出てこないため、文法の勉強に集中できます。

 

英文法の効果的な勉強法は、「英文法のインプット」「インプットした知識の定着」「知識のアウトプット」を繰り返すことです。

まず、参考書を読んで英文法の基礎をインプットします。

その後、例題を何度も解いて知識を定着させましょう。

ある程度知識が定着したところで、参考書の問題を解いて知識のアウトプットをしていくことで英文法が身につきます。

英文法の攻略について詳しく見る

リーディング

リーディングの勉強では、英文をスラスラ読めるようになることをまず目標としましょう。

 

スラスラ読めるようになるためのコツは、最初は声に出して英文を読むことです。

なぜなら、スムーズにリーディングができる人は基本的に、頭の中で英文を音読するように読んでいるためです。

 

まずは難しすぎない英文を選んで、わからない単語は都度、発音や読み方、意味を調べて音読していきましょう。

頭の中で、日本語を経由しなくとも英語で意味が理解できるようになれば大きな効果が期待できます。

リーディングのコツについて詳しく見る

スピーキング

スピーキングの効果的な学習法はいくつかありますが、そのうちの一つに「丸暗記」があります。

たとえば、便利なフレーズや、簡単な自己紹介などの長い文を丸暗記するという方法です。

 

「単語の暗記はやったことがあるけど……、スピーキングの丸暗記はやったことがない」

という方も多いのではないでしょうか?

自己紹介の内容を丸暗記して、スピーキングの練習をするという方法は、実はとても効果が見込めます。

自分の話なので単語や発音が覚えやすいのです。

また、文法を理解できると、丸暗記した英文の中から適切な単語を組み替えて、他のことも喋られるようにもなります。

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リスニング

リスニングが苦手な初心者の方は、まずは一つの音声をじっくりと聴く「清聴」という方法がおすすめです。

綴りと発音が大きく違う単語などは、じっくりと聴いて「これはこの単語のことだ」と理解できるようになる必要があります。

 

また、清聴によって、自分がどうしても聞き取れない単語も出てくるはずです。

その部分をさらに集中して聴くことで、一つひとつの単語を的確に聞き取れるようになります。

リスニングのコツについて詳しく見る

英会話教室に通うことで得られる効果

最後に、英会話教室によって得られる具体的な4つの効果を紹介します。

これらの効果を得るために、上記で紹介した方法に力を入れましょう。

効果①英語学習を習慣化できる

英会話教室は、多くの場合通う曜日や時間があらかじめ決まっています。

そして、レッスンのない日は、本記事で何度も紹介しているように自主学習が必要です。

そのため、日々の英語学習を自然と習慣化できるという効果があります。

効果②効率的に英語を学べる

英会話教室では、段階的に英語を学ぶためのカリキュラムが整えられています。

また、生徒一人ひとりに対してカウンセラーが学習のアドバイスを行うため、自分に合わせた方法で効率的に英語を学べるという点も大きな特徴です。

効果③カウンセラーがいるためモチベーション維持ができる

英会話教室には、講師とは別に「カウンセラー」や「アドバイザー」という、英語学習に関する相談ができる専任のスタッフがいます。

具体的な学習方法からやる気アップの方法まで、さまざまなことを相談できるため、学習に対するモチベーション向上の効果があります。

効果④同じ目標を持った仲間ができる

英会話教室に通うことで、職場やプライベートとは異なる知り合いが増えます。

マンツーマン形式の英会話教室でも、仲間との交流を目的としたイベントが開かれていることがあります。

英会話教室で効果を得るには、継続的な自主学習が大切

以上、「英会話教室で効果は出るのか出ないのか」を、効果をできるだけ引き出すための方法とともに解説してきました。

 

英会話教室で効果を出すには、レッスンのない日も含めて常日頃から自主学習を行うことが大切です。

効果が出ずに困っている場合や、効果的な自主学習の方法を知りたいときなどは英会話教室のアドバイザーに相談してみましょう。

 

ワンナップ英会話では、徹底したマンツーマン形式で、質の高いレッスンを行っています。

TOEIC900のアドバイザーがフォローするため、自主学習のサポートも万全です。

英会話教室をお探しの方はぜひご相談ください。

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