英会話 リーディングのコツ

洋書の読み方

洋書のリーディングは中々アツいです。カウンセリングなどでも説明するのですが、リーディングはやっぱり捨てたものではありません。英語力のアップに意外と直結します!

ということで、わたしは最近洋書を読んでいます。ワンナップのアドバイザーは結構読書をたしなむ人が多いのです。

洋書を読むコツは、

ずばり、「読み返さない」!

です。

そして、多読することが重要です。

しかしながら、何しろ辞書を引かずに読んでいるので微妙な勘違いは多々あります。そして勘違いがあって当たり前です。わたしも先日読んだペーパーバックで、大きな勘違いをしたまま読んでしまいました。

その本での話。

主人公の男性が家に帰ると、女性が待っており一緒に夕食を食べるという設定。ワインなどを傾けながら、ウィットに富んだ小粋なトークが展開されます。
そこに突然、パールという子どもが現れ、夕食を一緒にします。パールはチョロチョロとすばしっこく、どうやらとってもやんちゃな子のようです。食事のあと、パールは女性の膝元で眠ってしまいます。

ところがその後パールは飛び起きて、転がっていたボールで散々遊び、そしてなんと床を舐め出しました!あげくの果てにピョンピョンと尻尾を振り出します!

・・・とここまできて、
やっとパールが「犬」だと言うことに気づきました 。。。

(+_+) オーノー!!

さすが、洋書。容赦してくれません。なぜなら本文にdogという言葉が使われていないのです!かわりにpuppy という単語が使われていました。

puppy: 子犬

おそらく私は

pupil : 小学生

と思い、小学生??、あっ、そうか~。子供か~。と強引に理解して読み進めた結果、大きな勘違いです。こんな初歩的なミスに苦笑しながらも、英語、がんばろ。と思うのでした。
リーディングのコツ

ハードルの下げ方

リーディング初心者の方は、とにかく薄い本を選んでください。とにかく薄い本です。とにかく うっすーい 本です。薄さが勝負です。

ちなみに初心者の方は、

・文法がわからない
・単語がわからない
・そもそもリーディングなんて嫌い!

という傾向が見られますが、そんな方々にはペンギンリーダーズがオススメです。

ペンギンリーダーズとは→ コチラ

ペンギンリーダーズは、レベルごとに分かれており、TOEIC250点レベルからTOEIC730点レベルまでカバーしています。英検で言うと4級から準1級までです。英検4級は中学中級程度のレベルですので、リーディングのハードルは思ったより低いと思います。
しかもペンギンリーダーズは薄い! ←(^o^)フフッ

これなら、いけるかも・・・

と思わせてくれます。

本を選ぶ際は、自分が興味ある分野が良いでしょう。そして、中身をさらっと見てみて、ご自身にとってちょっと簡単なものがスタートには良いです。難しいものは、やっぱり難しいのです。

では、どのように読むか?

【ルールその1】
「出来るだけ読み返さない」

これは、真面目な日本人としては結構つらいです。何しろ、スッと頭に入って来ないので思わず何度も読み返してしまいます。が、勇気を持って先に進んでください。

そして
【ルールその2】
「辞書は引かない」

これもつらい!意味がわからないまま、先に進むのも相当ハードです。が、これも勇気を持って次に進んでください。

【ルールその3】
「ある程度進んでから、気になる単語だけ(!)、辞書を引く」

ほっ。
ここでちょっとひと安心のルールです。ポイントは、「気になる単語だけ」を引くということです。気になる単語というのは、

「何度も出てくる」
もしくは
「その単語の意味を知らないと、全体を理解できない」
単語のことです。

それ以外は勇気を持って辞書を引かないでください。きっとその単語はあまり重要でなかったり、知らなくても良い単語の可能性があります。また、辞書を逐一引いていくと、読み進められなくなります。はっきり言うと、初心者の時は知らない単語ばっかりです。ですので全部引いてたらキリがありません。誤解を恐れずに言うならば、結局、面倒になって読まなくなるのがオチなのです!

上記3つのルールで読み進めると、
「何となくあらすじはわかるけど、理解した内容がぼやっとしている」
状態になります。

これで良いのです!!

「ええっ?だって、ホントは良くわかってないし、不安なんですけど・・・」

はい。
そうなんですよねー。わかります。その気持ち。
私も昔はそうでした。でもこれで良いのです!

そうすると、何だかんだ言いながら読み終わります。そして
「よ、読み終わったわ。。。(涙)」
となり、心地よい達成感があります。

そしてここで
【ルールその4】
「さらっと、全体をペラペラめくって見返し、気になった個所は辞書を引いてみる」

ここで、全体のあらすじの中で、ぼや~っとしていた部分をもう少し明確にしてみます。不思議と初めに読んでいた時に意味が全くわからなかった箇所も後で見ると、前後関係から大分内容を予想できるので比較的、理解できることが多いです。

以上が終わったら、次の本に行きましょう。次も出来れば薄い本で。本のレベルはちょっとずつ上げていきましょう。繰り返しているとこうなります。

・わからない単語が出て来ても、全体を理解する力がつく
・知らない単語の意味を類推する力がつく
・当然、単語力がつく
・文章に慣れるので、文章を作る能力がつく
・正しい英語を大量に見ることになるので、英語の正確性が知らず知らずに身に付く
・英語を読み返さない(=リスニングと同じ条件)ので、リスニング力も意外と伸びる!

その他、得られる効果は絶大です!

ということで初心者の方も、ちょっと頑張ってリーディングにトライすると良いです!

 

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